ママから離れ自分の好きを
友達と一緒に遊んで欲しい、そんな思いを知ってか知らずか1人で黙々とあそぶことが好きな子どももいます。あそびの質にはみんなであそぶ楽しさもありますが、じっくりと思考しながらあそぶあそびの質も大切です。
じっくりと思考したり考えたりする環境は、子どもたちのイメージを補完することであったり、願望をイメージすることで、次につながるあそびの発展につながっています。
おもしろいをみつけた
子どもたちは「やりたがりで知りたがり」です。思考したり試したりを友達と共有することで自分の抱いたイメージを肯定しているのでしょう。友だちに認められたり同じイメージを共有することは、自分の居場所が肯定されたことと同じで、みんなと一緒という安心感をあそびの中で得られているのでしょう。
自己主張と他を受け入れていく感覚はあそびの中で育まれ、自分が自分がという自己主張も友だちとのあそびの中で共有という環境を受け入れる経験を積み上げていくのだと思います。妥協ではなく発展と捉えていいのかもしれません。
ママといる安心を糧に
子どもたちは、ママの優しさの中にいたいと思う心と興味や関心の欲求を満たしたいという心を、行きつ戻りつしながら発達していきます。
家庭でこんなことはありませんか。
家事や片付けごとなどをしていると必ずと言っていいほどその仕事をしたいという要求をしてきませんか。要求に負けて子どもに任せてみると「ママと一緒がいい!」こんな答えが返ってきます。
これは、自立と安心を行きつ戻りつしながら、自分自身の自立を歩んでいる道なのだと理解しても良いのではと思います。少しずつ、少しずつ育っているのでしょう。